Izumiotsu.comが取材をしました!

近頃めっきり寒くなってきましたがみなさんは風邪など引いていないでしょうか?
さて今回は寒い季節でもあったかい室内で太古の昔へ思いをはせる事が出来る
大阪府立弥生文化博物館」 へ我がドットコム取材班は行ってまいりました。
泉大津の皆さんは近く過ぎて「あるのは知ってるけど入ったことがない。」とか、
  「公園のフリーマーケットは良く行くけど。」という方が多いのではないでしょうか。
何を隠そう今回取材したメンバーもまったく同じだったのです。しかし博物館を出る
ときには、もうすっかり気分は弥生時代にタイムスリップしておりました。(笑)

さて、それでは金関館長のご案内で皆さんも弥生時代へ!!

金関館長



ドット まずお聞きしたいことは、「なぜ弥生時代にしぼった博物館」となったのでしょうか?
金関館長 それは、弥生時代から日本人の暮らしの原型が決まったということにあります。
この時代から稲作が始まり人口が増え、また朝鮮半島からの渡来者により新しい文化が紹介されました。
その文化により石器から金属器へと変化しはじめたのは弥生時代であります。また、中国やその他の国があることを知り日本という国が世界市民としての一部を占め、海外との本格的な交流が始まったのも弥生時代であります。このように日本という国が、国家としての第1歩を歩み始めた重要な時代として、弥生時代を特に取り上げたわけです


ドット この和泉の地に博物館を作ったのはやはり池上曽根遺跡があるからでしょうか?
金関館長 もちろん国の重要な史跡である、池上曽根遺跡があることもひとつの理由です。しかしそれだけではなく、弥生時代の研究において非常に重要な位置をしめよう。そしてこの地から、あらゆる場所へ向けて、弥生文化を発信していこうという意気込みで作られました。


ドット この池上曽根遺跡はいつ頃発掘されどの程度の規模なんでしょうか?
金関館長 昭和45年ごろ、大阪と和歌山をむすぶ国道26号線が計画された時に、和泉の幾つかの遺跡が分断されてしまうことになりました。その際国道建設の予備調査として池上曽根遺跡の発掘が始まりました。そして調査が進むにつれ、’弥生時代の村’としての形態をもつ非常に貴重な遺跡であることが分かってきました。
広さは12ha(小学校の敷地10個分程度)もの広さがあり、周囲に環濠をめぐらせ外敵から村を守る姿が浮かび上がってきたのです。この規模は有名な登呂遺跡につぐ、第2の弥生の遺跡として注目を集めました。


ドット 展示品はなぜ池上曽根遺跡だけでなく全国の弥生時代のものを展示してあるんでしょうか?
金関館長 確かに池上曽根遺跡は全国でも重要な弥生時代の遺跡です。しかしこの池上曽根遺跡を記念して、大阪府で初めての府立博物館を作ろうという計画が出たときに、せっかく立派な博物館構想が出来たのだから池上曽根遺跡に限らず、「弥生博物館」つまり弥生文化の博物館として、ユニークな内容をもつ博物館を作ろうということから「弥生文化博物館」となったのです。


ドット 発掘は45〜6年ごろから始まったということですが、現在もまだ調査はおこなわれているんでしょうか?
金関館長 そうです。最近では、数年前に遺跡の中心にあたるところから、東西に20mたらず南北に7m程度の幅の弥生時代ではほとんど最大といってもいいほどの建物の跡が見つかりました。またその横から直径2mほどのクスノキをくりぬいた井戸の跡が見つかりました。この2つは何か宗教的な目的のために使われていたのであろうという結論になりました。その後、建築士等の協力によって忠実に復元され、皆さんも公園のシンボルとして見る事が出来ます。
ちなみにその建物の調査で、残った柱の年輪から紀元前52年ごろ(今から2050年前!!)の物という事がわかりました。


館長からみなさんへ、この池上曽根遺跡を通して伝えたい事を。
金関館長 この泉大津という地名は、「和泉の」 「大きな」 「港」という事をあらわしています。現在調査中ですがそれを証明するように、海からこの遺跡まで船のまま入って来れるように水路があったと思われます。
その水路によってこの和泉の地というところは、さまざまな工作物を作り大阪でも交流活動の中心として、非常に重要な役割を果たしていたと思われます。そして米作りが進み経済力を蓄え、仁徳天皇の陵などを作った古墳時代の一大勢力を育てていった地でもあります。
ですから我々はもっとこの地の歴史を知り、泉大津市、和泉市という町の誇りをもって欲しい。
私たちはそのように考えています。



ということでみなさんどうでしたか!
インタビュー前に見た展示物が館長のお話で素人の私たちにも
とてもよく判り、本当に楽しい時間をすごすことが出来ました。

この和泉の地の歴史の深さと、古代の人々に思いをはせる休日
そんな日があっていいんではないでしょうか?これはお勧めですよ。

またこの弥生文化博物館では年に2回、春と秋に特別展を開催しています。
今年の秋の特別展は12月2日で終わりですが、また春には新しい企画で
私たちを楽しませてくれることと思います。特別展など弥生博物館についての情報は下をクリック!!


「大阪府立弥生文化博物館」


後もうひとつお得な情報です。皆さんは博物館に行っても
「展示品を見てるだけで、よく判らなかった。」ということはないですか?
この弥生博物館では、あまりに少人数では無理ですが、事前予約しておくと
学芸員さんの解説付で館内を見学することが出来ます!!
学芸員さんの人数の関係でいつでもというわけには行かないようですが、
とにかく一度電話で問い合わせをしてください。というお言葉いただいていますので
子供会等、一度検討してみてはいかがでしょうか?





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